2008年4月7日月曜日

損益計算書

損益計算書とは、企業の一定期間の経営成績を明らかにするための計算書である。その内容は、会計期間において実現主義により認識した収益と、発生主義により認識した費用のうち費用収益対応の原則により、これに対応する費用を抜き出し、対応表示して、期間損益を表示する報告書である。

①売上高-売上原価=売上総利益(一般に粗利とよばれる)

②売上総利益-販売費及び一般管理費=営業利益

③営業利益+営業外収益-営業外費用=経常利益

④経常利益+特別利益-特別損失=税引前当期純利益

⑤税引前当期純利益-法人税等±法人税等調整額=当期純利益

を計算する。

発生主義とは、費用・収益を発生した期に計上する基準であり、現金の収受が行われた期に計上する現金主義とは、対立する。
実現主義とは、収益に客観性・確実性を満たした場合に、計上する基準である。
企業会計では、適正な期間損益計算が要請されるため、上記のような、収益・費用の計上になる。また、実現主義の具体的基準として、販売基準・発生基準・現金基準がある。