2008年4月4日金曜日

貸借対照表

貸借対照表とは、一会計期間末における企業資本の具体的な運用形態をあらわす資産と、その調達源泉をあらわす負債及び純資産を対照表示し、企業の財政状態を表示する報告書である。

資産の部は、流動資産・固定資産・繰延資産に、負債の部は、流動負債・固定負債に区分される。
区分基準には、1年基準(貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に入金または支払期限の到来するものは、流動資産または流動負債とし、入金または支払期限が1年を超えて到来するものは固定資産または固定負債とする区分基準)と営業循環基準(当該企業の主目的たる営業取引の循環過程において発生したものを流動資産または流動負債とし、その他のものを固定資産または固定負債とする区分基準)がある。

貸借対照表における資産および負債の配列は、原則として流動性配列法(流動性の高いものから順に記載する方法)による。これは、企業の短期的な支払能力の判定に有用である。固定性配列法(固定性の高いものから純に記載する方法)は、保有する設備能力を明らかにするのに有用であるため、電力会社等一部の企業は採用している。