2008年3月25日火曜日

トライアングル体制

わが国の企業会計は、互いに補完し合う、商法・証券取引法・税法の3つの法律により、規制されてきた。これをトライアングル体制という。

商法は債権者保護、証券取引法は投資者保護、税法は適正な課税所得の計算を目的としている。平成18年に商法が会社法へ、平成19年に証券取引法が金融商品取引法へと変遷を遂げると、会社法会計が金融商品取引法会計に全面的に合わせる方向で調整されたことにより、税法と、会社法・金融商品取引法との乖離は広がり、従来のトライアングル体制とは変化してきている。